京つう

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2007年05月28日

鬘帯・鉢巻の結び方

さる方から鉢巻の結び方が能衣装を着付ける際には、
どう結んでられているのか?
とご質問があったのでアップいたします。

基本は蝶々結びです。

ですがちょっと違います。

それと鬘帯(女性役の鬘に付ける飾り)も同じ結び方なので、
鬘帯の結び方の写真をアップいたします。

まず左側の帯を下にしてクロスさせます。

そして左側の帯で右側の帯を巻き上へ跳ね上げます。(写真1)


普通はこの後跳ね上げた帯を下に全部突っ込んで結ぶのですが、
この跳ね上げた帯を全部突っ込まず少しだけ下に引っ張ります。
(写真2)


下に引っ張った帯を左に返しもう片方の帯を上から被せます。
(写真3)


後は被せた帯で蝶々にします。(写真4)


最後に跳ね上げていた帯を被せて出来上がりです。(写真5)


わかるかな~?
(書いて相手に伝えるのって難しいです)


追記:
6月30日(土)・7月1日(日)・7月2日(月)の舞台予定アップしました。
ご興味のある方はご覧下さいね!  


Posted by 吉田 篤史  at 23:45Comments(0)装束類(和物全般に含む)

2007年04月29日

紅白段三ツ盛亀甲ニ雲文様厚板

『紅白段 三ツ盛亀甲ニ 雲文様 厚板』
(こうはくだん みつもりぎっこうに くももんよう あついた)

厚板とは着付の種類の事で、唐織地など厚めの衣装で、
半着付と下まである普通の分と存在します。

これは上部分しかありません。

つまりこれを使用する際には袴にあたる衣装を下に穿きます。

三ツ盛亀甲とは六角形の亀甲柄が三つ盛ってある事です。

文様とは柄の事です。

これは35年ほど前父が修行を終えて独立披露の会にて、
能『石橋』(しゃっきょう)を被く際に作りました。

以後35年使いに使っていますからだいぶ傷んできています。

ですが父の思い出の品ですから丁寧に直して、
これからも大事に使用していきます。



追記:連休1日目。

なんとか終了です。

これから帰って今度は明日の勉強です。

すでに欠伸がとまりません。(泣)

  


Posted by 吉田 篤史  at 19:06Comments(0)装束類(和物全般に含む)

2007年03月26日

白地山形二雲文様半切

今日は朝から新幹線。

毎度の事ですが岐阜の大垣の稽古です。

昼から夜まで。

ですが欠席者も多い教室で今日は5人欠席です。

おかげで21:00終了のはずが19:00過ぎに終わりました。

いつもの如く大垣駅まで歩いて岐阜へ!

岐阜駅前の『宮本むなし』でご飯食べて、
ダイワロイネットホテルへ!

ってな感じで毎度毎度ながら、
大垣の稽古はあまり変わり映えしません。

という事で困った時の装束です。

『白地山形二、雲文様半切』
(しろじやまがたに、くももんようはんぎり)

山形というのはギザギザの模様の事で綾杉ともいいます。

半切とは着物でいう袴になる部分にあたり、
これをつけていくと袴のような形になります。

私の独立披露会の『石橋』の親子獅子の時、
親獅子役である父に着てもらう為新調しました。

普通は師匠家が親獅子を勤めて下さり、
自分が子獅子を勤めるのが通例ですが、
どうしても父と親子獅子をやりたくて、
我が儘申してさせてもらいました。

二人で並んで衣装を着ける時、
ここまで頑張ってきた苦労や嬉しさで涙がこぼれ落ち、
皆にからかわれた事覚えています。

私の原点といっても過言ではない舞台でした。

生涯忘れる事のない舞台です。

  


Posted by 吉田 篤史  at 22:39Comments(0)装束類(和物全般に含む)

2007年03月15日

縫箔

『紅地霞ニ蝶 亀甲ニ雪輪文様縫箔』
(あかじかすみにちょう
きっこうにゆきわもんようぬいはく)



用途は3種類あり、まず
1 『田村』や『小鍛冶』などの前シテ(前場面の主役)に使用する場合で、
この時は着流し状態で着ます。

2 『花月』や、平家の公達の時に使用する場合で、
この時は、大口(元の形は全然違うが、結局は袴状態になる物)をはきます。

3 『羽衣』などの天女の時に使用する場合で、
この時は、着流しの下だけ状態で、腰より下だけ着ます。

霞ニ蝶や、亀甲ニ雪輪は、その模様が縫ってあったり、
金箔がすってあったりしているという事です。

という事で使用頻度が高く、何両も持って、それを回していくのが通例ですが、
残念乍、当家にはこれしかありません。

誰か、買ってぇ〜!(笑)  


Posted by 吉田 篤史  at 16:42Comments(0)装束類(和物全般に含む)