2007年06月09日
『能楽』と『狂言』
さる方様からのメッセージに触発?されてまたまた真面目な話。
今日は能楽と他伝統芸能との違いについて。
まずは『能楽』と『狂言』の違いから。
一般の方からするとこの違いはわからない方多いようです。
何が1番違うかと申しますと物語の構成が違います。
能楽はシリアスな物語を主体とした劇です。
狂言は喜劇です。
話の内容が正反対なほど違うわけです。
昔能楽は1日5番立てで行われていました。
1演目1〜2時間、それ×5演目ですから、5〜10時間。
朝から晩まで演じられていたわけです。
皆様お忙しいでしょうから朝から晩まで、
劇やテレビドラマをずっと見る!なんて方は少ないと思いますが、
仮定の話として想像してみて下さい。
シリアスなドラマをぶっ通しで5つも見れるか!という事を。
実際に見たら精魂尽きるぐらい疲れてしまいます。
ですので1演目1演目の間に寄席的な感じで狂言を挟み、
お客様に笑っていただき1度緊張を解いてから、
また新たなシリアスな劇に入ってもらう!
というような形で能楽と狂言は常に一対として行われて参りました。
という事で巷に狂言師という言葉がありますが、
本当の正式名称は能楽師狂言方です。
今日は能楽と他伝統芸能との違いについて。
まずは『能楽』と『狂言』の違いから。
一般の方からするとこの違いはわからない方多いようです。
何が1番違うかと申しますと物語の構成が違います。
能楽はシリアスな物語を主体とした劇です。
狂言は喜劇です。
話の内容が正反対なほど違うわけです。
昔能楽は1日5番立てで行われていました。
1演目1〜2時間、それ×5演目ですから、5〜10時間。
朝から晩まで演じられていたわけです。
皆様お忙しいでしょうから朝から晩まで、
劇やテレビドラマをずっと見る!なんて方は少ないと思いますが、
仮定の話として想像してみて下さい。
シリアスなドラマをぶっ通しで5つも見れるか!という事を。
実際に見たら精魂尽きるぐらい疲れてしまいます。
ですので1演目1演目の間に寄席的な感じで狂言を挟み、
お客様に笑っていただき1度緊張を解いてから、
また新たなシリアスな劇に入ってもらう!
というような形で能楽と狂言は常に一対として行われて参りました。
という事で巷に狂言師という言葉がありますが、
本当の正式名称は能楽師狂言方です。