京つう

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2007年09月29日

感想文と質問(尾道市立久保小学校)

9月6日に講演させていただいた、
尾道市立久保小学校の生徒さん達が感想文を書いてくれました。

全員アップしていると大変な量になってしまうので、
大変失礼ながら此方で選ばさせていただきアップさせていただきます。



1:
木曜日に能の事をいろいろ教えて下さってありがとうございました。

本物の能は迫力があって凄かったし、
衣装や面など沢山の物がいると知りびっくりしました。

私達が賀茂の謡を謡っていると、
着物姿の人が舞台の真ん中で待っていました。

とても力強い舞で私は思わず見入ってしまいました。

凄かったです。

能舞台は釘を使っていないとおっしゃっていました。

釘を使っていないのにしっかりとした造りになっていて、
どうなっているのかな、と疑問に思いました。

私も大きな舞台に立って、
吉田先生のように能を舞ってみたいと思いました。

それには練習が必要だから頑張りたいと思います。

いろいろな事を教えて下さり本当にありがとうございました。



2:
吉田先生先日は舞台を見させていただいたり、
仕舞を見させて下さってありがとうございました。

また舞台や柱の名前位置の説明や、
実際に着付けをして下さってありがとうございました。

修学旅行では金閣寺を見に行きました。

能は金閣寺が建てられた頃から今まで、
何百年も受け継がれている日本の大切な文化なんだなぁと思いました。

私は能という貴重な文化を体験して、
これからもその経験を生かして頑張りたいです。



3:
この間1時間お世話になりました。

私は能について勉強していろいろな事を知りました。

衣装の着き方、舞う人や謡の人の場所、お面、能舞台、
そして謡の意味など知りました。

吉田篤史先生の練習を見て能の大切さもよくよく知りました。

練習を見ていた時篤史先生の声の大きさは、
私達6年生の2・3倍の声で張りのある声で凄いなぁ~と感心しました。

ホームページで私達について出して下さりありがとうございました。



4:
僕は初めて能舞台を見た時、
能舞台に屋根があると初めて知り驚きました。

そして能にはいろいろな『花月』などいろいろあるのも知りました。

そして何よりも凄いと思ったのは、
能舞台に柱があるけど一本一本に名前があり、
その能を演じる役があるけど、
その座る所もちゃんと決まってると驚きました。

そして能の衣服、人などそれぞれ一つ一つに名前があり、
着るのも大変そうでした。

能は昔大昔にありそれを受け継いでる事は物凄い事だと思います。

能の服は重いし暑いしそれを着るなんて凄い事だと思うし、
吉田先生も凄いと思います。

いろいろと見学さしていただきありがとうございました。



他にも沢山の感想文いただきました。

ありがとうございます。

その中で私に質問されている方あったので、
ここで答えさせていただきます。



1・吉田先生はいつも何時間能の練習をしているのですか?

日によって違います。

勉強しなくてはならない役や日をスケジュール帳に書いています。

逆算して早め早めに勉強し前日に焦る事のないよう努めてます。



2・吉田先生は謡や仕舞をどれくらいで覚えられますか?

これも演目や配役によって違います。

1ヶ月近くかかる時もありますし1時間ぐらいの時もあります。



3・やめたいなと思った事などないですか?



ないです!とゆったら嘘になります。

33年間の中でそう思った事もあります。

でも今はやっていて良かったと思います。



4・お給料はどのくらいですか?

………………。

内緒にお願いします。

少ないです。

いつも嫁さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ですがやりがいはむちゃくちゃあるのでやっています。



5・衣装の名前をどうやって覚えたのですか?

21才の時に大学を途中でやめて住み込みの修行に入りました。

この折りの間に先輩や師匠に教わったり書物を読んで勉強しました。



6・どうして能が好きなんですか?能は楽しいですか?

18才の時初めてシテ(主役)として舞台に立ちました。

稽古に稽古を重ねました。

しんどかったですが舞い終えた後お客様から拍手を頂戴し、
自分の道はこれしかない!と思いました。

正直楽しい事よりしんどい事の方が多いです。

ですが祖父が作り父が守ってきたものを受け継ぎ、
また次の世代に繋げていく為に活動している事に、
やりがいを感じています。

吉田家が能に携わってから100年も経っていませんが、
この考え方が650年もの長きに渡って能楽は今まで伝わってきた由縁だと思います。

皆様も先祖を大切にし親を敬い、
目上の方に敬意を払える大人になって下さいね!



7・何才ぐらいの時に能を始めたのですか?

3才の時に『鞍馬天狗』の子方として初めて舞台に立ちました。

それから今まで続けています。

まだまだこれから!

勉強もっと頑張ります。



8・どうしたら大きな声が出るのですか?

これはすぐにできるものではありません。

正直今でも日々稽古の中で悩みながら声を出しています。

初めて舞台に立ってから30年経っても…。

まずは日々大きな声を出す事だと思います。

挨拶や稽古の時など精一杯大きな声出して下さい!

段々に大きな声になると思います。

頑張って下さいね!



9・正座をやって足が痛くならないのですか?
舞の時に手が痛くならないのですか?

痛くないわけありません。

我慢してるのです。

人生と同じです。

楽しいだけでは人生は生きられません。

苦しい時悲しい時も沢山あります。

それを我慢し乗り越えて大人になっていくのです。

これからいろいろな事があるでしょう!

我慢して乗り越えていける大人になって下さいね!



以上です。

未来ある子供達から感想文や質問を頂戴して嬉しく思います。

これからも能楽を通して日本の文化の豊かさ・大切さを教えて、
ひいては日本人が大切にしてきた心を教えられるよう、
日々精進していきます。

頑張ります!  


Posted by 吉田 篤史  at 10:43Comments(2)修学旅行生への講演