京つう

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2007年11月10日

獅子口

『獅子口』(ししぐち)



演目『石橋』(しゃっきょう)に使う専用面です。

名前の通り獅子役に使う面です。

2002年父と共に主催している『花の能』の折、
私の独立披露の会で父と共に親子獅子を演じ使用いたしました。

忘れる事のできない舞台です。

父と共に舞台に立つ事は山のようにありますが、
両シテ扱いで舞台に立ったのは未だこれしかありません。

それと7年間の住み込んで内弟子生活をしてきた思い出が、
一気に押し寄せて涙涙した舞台でした。

あんなに泣いた記憶はお祖父様が亡くなった時と結婚式の時とこの時ぐらいです。

思い出深き面ですがさて次はいったいいつ使うんやろか……。

少なくとも私が生きてて息子の『和史』が一人前になって、
同じく独立披露する時には使う事となります。

それまで約30年、その日が来るのを楽しみに面の入っている桐のタンスの中で、
ずっとその日を夢見てる私の思いと共に眠っています。



  


Posted by 吉田 篤史  at 23:02Comments(2)能の面