京つう

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2007年12月09日

三島由紀夫と歌舞伎

今日実家で打ち合わせと装束片付けをしに行きバタバタと家に帰ってきたら、
丁度ヤマト宅急便のバイク便が家の前に止まっておりポストに荷物入れてました。

ん!、なんやろか?

と思って家に上がるなり開けると一冊の本が!

『三島由紀夫と歌舞伎』

作者はよくよく知っている女性です。

大学時代共に勉強した(私は遊んでただけ)女性です。

彼女は国文の優等生、私は国文の授業に出ないバカ学生…。

国文の男女比は2:8ぐらいで皆様なぜか私を怖がってられるのか、
ほとんど話した事ありませんでしたが彼女は特別でいつも話かけて下さいました。

大学を修行の為やめる事にし退学届を出しに行った後も、
すぐ連絡したの覚えています。

その後の12年間も国文の方々とは縁ほとんど切れているのに、
彼女は特別で連絡を取り合い仕事の話や恋愛相談に乗っていました。
(私は相談した事ないはず…)

彼女は国文の学生ならば一番目指したい道であろう教職の道を進んでいます。

同時に研究も怠らず大学の嘱託講師の身ながら博士号も取得しました。

京女らしい芯の強いところもありますがそのおかげで着々と夢の道を歩いています。
(私は本当は違うもっと慎ましやかな幸せを彼女に望んでいましたが…)

道は違えど夢を追いかける同級の良きライバルです!

といっても光り輝く彼女と違いこちとらアウトローかなり入ってますが…。

昨年7月の2年に1度の当家の関わる1番大きな舞台である、
吉田後援会能『花の能』で講演お願いしました。

あんまり専門分野に偏らずあくまで初心者を意識した講演!
無理難題ゆうて勤めてもらい着物着た30代女性とゆう事もあり、
私の目指した初めて能を観る方でも楽しめる催しは大成功に終わり、
観客600人をこえる大盛況にて終わらさせていただきました。

来年はまた吉田後援会能がある年です。

7月6日(日)に行います。

来年も同じく初めて能を観る方が楽しめる催しを目指します。

能の演目は『土蜘蛛』に決めました。

まだ父に相談していないのではっきりとお願いしていませんが、
来年も彼女に我が儘ゆうて初めに講演してもらおう!と思っています。

これからもお互い頑張ってこな!!!



追伸・今まで師家井上家に師事する一門の先輩のお通夜に行ってました。

今年2人目です。

私のあとは誰も育っていないので年々減少しついに22人になりました。

舞台に立っている人数なら19人です。

これからもっと減っていきます…。

南無阿弥陀仏!
  


Posted by 吉田 篤史  at 20:56Comments(0)