京つう

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2014年04月07日

尾道学園 尾道中学校

2月5日

尾道駅前、グリーンヒルホテル前の港より、船に乗り、
向かいの島、向島に渡りました。

私立尾道学園、尾道中学校にて、講演です。

今回、演者2人での講演です。

生徒の皆様に舞台に上がってもらって、歩き方、
基本的なお作法や型を、体験してもらいました。

こういった授業を行える事、本当にありがたい事と思っています。

できることならば、日本全国、一度は学生時代に、能楽に触れる機会を作ってほしい!

その事が、子供たちの未来の為に、絶対に必要!と、思っています。

現在、導入されていない学校の皆様!

是非に、能楽を、伝統芸能を、この国の文化の豊かさを、
この国に産まれた事に誇りをもてるよう、子供たちに伝えていけるよう、
お力をお借りしたいと、思います。

























追伸、感想文いただきました。

3人、選ばさせていただき、載せさせていただきます。



僕は、能を実際に教えてもらったり、見たりして、
一番印象に残っていたのは、「気迫」です。

飛び上がって着地する技も、印象に残っていたり、服装の着方もそうでしたが、
やはり、「気迫」が一番大きいです。

真剣に見ていると、普通に話されている吉田先生と、
能を見ている時の吉田先生は、まるで別人のようでした。

優しく緩やかな声で話している先生と、舞台で舞う先生は、
気迫が全く違うのが、すごくわかります。

自分は演劇部なので、そういったものを取り込もうと思いました。

また、能や狂言を見てみたいという思いが、いっそう強くなりました。

いつか見る事ができれば、その時は、セリフなどはさておき、
何か感じれたらいいな、と思いました。

今回、話を聴いて、もう1つあるといえば、和の文化との向き合い方です。

2001年に能や狂言、2013年に和食が、それぞれ無形文化遺産に、登録されました。

これからも、日本の文化を大切にしようと思いました。



私は、この度の「能への誘い」を習うまで、正直興味がありませんでした。

私は神楽を2年間ほどしていたことがあります。

パッと見、それと同じような感じかなと、思っていました。

吉田さんのお話を聞いて、お面の種類がたくさんあって、
口が開いている面はしゃべりやすくて、
口が閉じている面は他と明らかに酸素が減って、息苦しいという事がわかりました。

お面をつけると、しゃべりにくくなるし、視野も狭くなる中、
舞う人はすごいなと思いました。。

そして、衣装も着るのに、時間も手間もかかってしまいます。

洗濯ができないため、綿を入れているという事に、びっくりしました。

何百年前から大切にされて着ている物は、そのまま受け継いでいきたいという、
皆様の思いから、日本の文化を、そのまま続けていけているというのもあると思います。

私達が大きくなっても、日本の文化を大切にしていきたいです。



見事に今回、僕は能に誘われました。

ありがとうございました。

僕は、日本の伝統芸能に、少しは興味があったのですが、
自分から明らかな機会がない限り、あまり近寄っていませんでした。

しかし、今回の貴重な場のおかげで、もっと見てみたいと思えました。

自国の、伝統的な文化に触れる事で、
日本の良さや外国との違いに、再確認する事ができました。

自国の素敵な文化を、外国人に説明できる人間になろうと思いました。

今のご時世、人は新しいものばかり生みだそうと血眼になっているようですが、
昔からあるものに出逢う事は、とても大切で、
それらに出逢う事は感性を豊かにしてくれたりと、
たくさんの事につながるのだと感じました。

原点を見つめてみる事は、たくさんの発見、再発見を生みます。

なんでもかんでも便利になれば良いというものではないんだと、最近感じます。

提示されたものから、自分自身が身を持ってなにを感じるか。

とても大事なんだと思います。

様々な事を再確認、発見させてくださった吉田先生、
今回はどうもありがとうございました。  


Posted by 吉田 篤史  at 09:29Comments(0)能への誘い(講演・祝舞)