京つう

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2015年01月28日

吉田嘉謡社秋季謡曲大会(京都)

11月2日

うちのお弟子様の集まりを吉田嘉謡社と申します。

京都の吉田嘉謡社では、年4回、新年と夏は練習会的な意味合いの謡曲会を、
春と秋には発表会的な意味合いの謡曲大会を、開かさせていただいております。

20年前には、父のお弟子様方、京都だけで100人を越す会でしたが、年々減り、
残念ながら、私が独立し、多少皆様に出ていただけるようになったとはいえ、
この減少傾向は変える事ができず、どこが景気良くなってん?との思い、
強くありますが、今回も会を開ける?なレベルに、うちのお弟子様、
福山と広島のお弟子様方にもご協力いただき、京都の舞台に出ていただきました。
(ほんに、ありがとうございます)

おかげで29人に舞台に立っていただき、何とか無事に終えさせていただきました。

息子2人も、愚息とはいえ、それぞれに役をこなせるようになり、
長男は仕舞「小鍛冶」キリ、素謡「大仏供養」立衆、「三井寺」子方、
次男は仕舞「養老」、素謡「大仏供養」子方を、
特に3才の学が大仏供養25分弱とはいえ、
ずっと座れていたこと、和の時にはさせた事がなく、
年々成長し、未来へ向けて頑張ってくれているのは、何よりもの私の夢、道と繋がり、
二人も男の子がいてくれる事、嬉しく、ありがたく思っています。

年々少なく、と書きましたが、今回初舞台を踏んだ方が3人いらっしゃり、
若いお弟子様も多々出て下さり、まさしく老若男女、
皆様、それぞれに常の稽古の延長、発表を無事に終えられました。

本当は、この会にて、私の仲人、高校時代より迷惑ばかりかけている、
佐々木様にお開きをしてもらうつもりでしたが、稽古始めてすぐ、急逝された事、
残念でならないですが、そのご縁で習って下さっている天野様が、
素謡「半蔀」のシテを、勤めて下さり、何も恩返しできなく、今ですら迷惑かけている事、
ほんに申し訳なく、何度頭を下げても、足りなく思っています。

今回の会に向けて、舞の稽古中、飛上安座という型を教えている際に、
ズボンが、ビリっと、破れに破れたの、ビックリ仰天いたしました。

今、伝統芸能を習うというよりも、そもそもお稽古事をする方、減りに減っています。

そのなかで、謡や仕舞をお稽古して下さり、またこういった会に、
出てくださる事、ほんに感謝、感謝、嬉しいです。

見て楽しむだけでなく、やって楽しむ芸能である、能楽、
それと共に、能楽の稽古を通して、己の生活の糧にしてもらえる事があると嬉しいです。

そうなれるよう、まずは私自身が、己を律し、お弟子様方に、
物を言えるよう成長せねば!(これ、一番の問題点か!?汗)

至らぬ師匠ですが、まずはたくさんの方に能楽に興味を持ってもらえるよう、
そして、お稽古事を始めてみよう!続けてもらえるよう、
謡曲大会に出て、己の研鑽と思ってもらえるよう、頑張ります。

って事で、私の稽古場のある、東京、名古屋、岐阜、大垣、京都、向日、
大阪、福山、広島では、いつでも無料で体験や見学を行っています。

よかったら、まずはどんな稽古なのか、稽古場覗きに、お問い合わせ下さいませね!
(パソコンからだと左側、スマホからだとプロフィール欄の下、オーナーへメッセージ)

頑張ります。























































  


Posted by 吉田 篤史  at 17:03Comments(0)吉田嘉謡社

2015年01月21日

法源寺

11月1日

静岡県湖西市の法源寺で、2度目の講演を行いました。

前回も盛会でしたが、今回も主催者さんがたくさんの方にお声をかけて下さいました。

今回は、一番オーソドックスな形で、まずは解説、その後実演、
装束付けを見せて、お決まりの高砂の謡体験、最後に高砂の実演です。

催しには、他にも創作舞や、書絵もありました。

終わった後に、スタッフの方など、関係者の方々と、懇親会!

皆様が、また能楽に親しんでいただける機会になったと思います。

これからも、皆様に親しんでいただけるよう、頑張ります。



































  


Posted by 吉田 篤史  at 14:58Comments(0)能への誘い(講演・祝舞)

2015年01月18日

向日市・サラトガ市姉妹都市盟約締結30周年

10月23日

向日市・サラトガ市姉妹都市盟約締結30周年記念レセプションで、
市長よりせっかくなら地元にいる私に何かしてもらったらと紹介を受け、
祝舞を、新都ホテルにて舞わさせていただきました。

大変失礼ながら、向日市とサラトガ市が姉妹都市という事すら知らず、
その後、その事について調べ、いろいろ知りました。

来年に是非サラトガ市にお越しを!とお誘い受けましたが、私は行けそうにありません。

父と子供なら、と申し、二人がアメリカで舞える機会があるといいなと思います。

この向日市に住み、38年ほど、地元ながら知らない事がたくさんあります。

月の半分ぐらいは、向日市にいないかもしれません。

でも、私の地元は、向日市です。

やっと、向日市の小学校全部で授業化まで、こぎ着けました。

今の私の目標は、そんな子供たちに、私一人でする事だけでなく、
演者10人とかで、ほんとの能楽を見せてあげたい!!!

大阪とか京都では、限られた学校ですが、そんな機会もあるそうです。

向日市は6つの小学校しかありません。

そんな機会、作ってあげたい!そう思っています。

私の授業受けた後ならば、きっとより能楽を理解し、親しんでもらえ、
更に、未来の子供たちの育成に、絶対に役に立つと信じています。

向日市をもっと、良くしたい!

もっともっと、地元を愛して、頑張っていきたいと思います。


















<向日かぐや太鼓に混ざって一緒に太鼓を打つサラトガ市の方々>  


Posted by 吉田 篤史  at 06:53Comments(0)能への誘い(講演・祝舞)

2015年01月15日

向日市立向陽小学校

10月21日

向日市で一番古い学校、向陽小学校にて授業でした。

なんと、明治5年にできたんですって!

うちの従兄弟たち、叔父が西山病院の副院長だかをしていて、
向日市の向日神社のすぐ横に住んでいる頃、通っていました。

校舎を何度か立て替えていて、6年生の教室は、真新しい校舎で、
授業も、真新しい校舎の部屋での授業でした。

体験は、毎度ながら楽しんで稽古してもらえたようで、質問時間は和気あいあい!

子供たちの心に、日本文化について、良き印象を与える事ができたと思います。

10年後、ちょうど大学を卒業して、会社に勤めだされる頃でしょうか?

大人として活動される時に、忙しい生活でしょうが、
そこにどれだけ忙しくても、何か一つでいいので、日本文化のお稽古事、
習えるような、素敵な大人になってほしいです。

皆が皆、そう思えるような国になれば!!!

きっと、素敵な世の中になれると思います。

そうなっていってほしいと願いをこめて、一回一回大切に、
子供たちにこれからも、授業していきます。



















  


Posted by 吉田 篤史  at 08:38Comments(0)能への誘い(講演・祝舞)

2015年01月10日

向日市立第4向陽小学校

10月10日

私が1年生から5年生まで通っていた学校であり、
現在住む学校区である、向日市立第4向陽小学校での授業でした。

前年度までは、稽古7回行い、その後発表会を行っていたのですが、
体育館の耐震工事により体育館が使えない事もあり、
文化庁の文化芸術による子供の育成事業の助成をいただく、3回の授業を行いました。

子供たちに、能楽はどんな芸能なのか、歴史、能楽と狂言や歌舞伎との違い、
見方などを説明した後、実際に実演を行い、代表の女の子男の子に舞の体験を、
全員で謡の体験を行い、最後に質問時間を設けました。

これで能楽が大好きに!とまではいかないでしょうが、
少なくとも興味はもってもらえたと思います。

能楽を通じて、日本文化の豊かさを、この国ならではの精神を学び、
日本に生まれた事を誇りに思ってもらえると、嬉しいです。

来年も、3回の授業申請を、文化庁に出してもらいました。

来年、また授業できますように!

たくさんの子供に、学んでいただく機会が作れると、嬉しいです。



































  


Posted by 吉田 篤史  at 13:38Comments(0)能への誘い(講演・祝舞)

2015年01月09日

百万

10月4日

同研能の百万、シテ(主役)でした。

同研能は、師匠家井上先生に師事する門下の能楽師によって成り立つ同研会の催しで、
現在は、若手6人で、催しを行っています。
(お手伝いいただいたり、囃子や狂言などは別に雇って)

年に4回の催しを基本に、6人で毎年シテを決め、各々やりたい演目を師匠に相談し、
必要なその他の演者を雇ったり、お手伝い願ったりしています。

今回は、私のシテ番、百万を舞わさせていただきました。

狂女物!!!

子方は、長男、和史に。

笹を持つのですが、地元向日市にはなんぼでも笹あるから朝取りにいこうかな、
と思いましたが、結局、観世会館の笹を買い、朝タクシーで寄りました。

上に羽織っている長絹は、いつか狂女物の時に使おうと思って作ったのに、
修羅物(平家の公達)に何度も使って、背筋に皺(線)が入っているので、
能衣装屋さんに、皺を目立たなくなるよう、押しのお願いをし、それを使いました。

前折烏帽子をとめる紐、2本持っていて、長い方を持ってきてしまい、長すぎました。

演じている、クライマックス、一番いいところで、ハプニングがあり、
致し方ない事とはいえ、己の未熟さ、やりようの悪さが生んだ結果と反省しています。

また、舞わさせていただく機会、尾道薪能などであるだろうし、
次回は、もう少し勉強の成果があるようにしたいです。

頑張ります。
















<写真提供:ウシマド写真工房>  


Posted by 吉田 篤史  at 19:32Comments(0)その他の舞台

2015年01月08日

福山市立旭丘小学校

10月2日

同研会、百万のシテ(主役)の申し合わせ(リハーサル)を終えて、
福山市立旭丘小学校の修学旅行での講演でした。

会場である能楽堂 嘉祥閣は、井上家に師事する能楽師の研鑽と発表の場として、
存在しますが、こういった修学旅行でだけでなく、一般にも貸し出しており、
時おり、いろいろな催しが行われています。

私も年間何度か、この修学旅行で使わさせていただいており、
社中(お弟子様方)の発表会の場として、また自分自身の稽古にお借りしています。

この修学旅行の講演では、1時間と1時間半とのコースがあり、
どちらか学校側の都合で、選んでもらっています。

会場が150人が限界と、他の能楽堂に比べると手狭な事もあるからか、
なぜか小学校からの依頼が多く、予算を考えて、演者2人で行う事が多いです。

関西への修学旅行でUSJに行かれたりする学校多いようですが、
勿論USJで勉強にならないわけではないですが、
日本特有の文化、伝統芸能や伝統文化を、せっかく京都にお越しなのだから、
先生方も一緒に学び、親しんでいただけると、嬉しいです。

京都の誇るものは、清水寺など有形遺産だけじゃない!

何よりも、何百年と受け継がれている、他国にはあまり残ってない、
無形の、日本だからこその文化、子供たちに学ぶ機会を、作ってほしいと思います。

修学旅行に、能楽講演を!

もっともっと、いろんな学校が、選択していただけるよう、訴えていこうと思います。















  


Posted by 吉田 篤史  at 09:47Comments(0)修学旅行生への講演