京つう

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2015年03月10日

洛南高等学校附属小学校

1月16日、17日

京都随一の進学校、洛南高等学校の附属小学校が、地元向日市にできました。

キリンビールの跡地、JR桂川駅前にです。

現在は、できたところ、3年生までいなく、もっと先の話で、
向日市市長にご紹介を受け挨拶に行ったのですが、
あれよこれよと話が決まり、低学年の子供たちに授業する事になりました。

歴史も習っていない、ついこの間まで幼稚園だった子供に、90分の授業なんて。。。
ってな思いが強く、どうなることやらと思っていたのですが、さすが進学校、
全然違って、1年生でも、皆じっとしてて、興味を持って、楽しんでくれました。

なかには、その後、PTAの方が連絡下さり、
実際の舞台を、家族でお越し下さったお方も!!!

ほんに、子供たちの、未来の成長、楽しみです。
























































後日、子供たちが感想文を書いてくれました。

どれも載せたいのですが、何通かだけ、載せさせていただきます。



「能楽を学んで」

僕は、能楽を学んだ時に、皆の前に出て、
今一番人気と思われている踊りの部分だけを、覚えました。

それを見ていたクラスの皆が、踊りが上手だったよと、誉めてくれました。

その時僕は、嬉しい気持ちになりました。

その躍りを覚えれたので、後でも、お父さんやお母さんに、やって見せたり、
踊りがまた上手に出来るかな、と思って、やって、自分の中で流行りました。

僕は、元々野球選手になりたかったのに、
能楽を学んで、役者になってもいいなと思いました。

言う言葉は、音程が難しいので、大変だと思います。

しかも、そこに踊りもつけるので、もっと大変だと思います。

吉田先生は、色々な人にそれを見せているので、
本当に役者さんは大変ですね、と思いました。



「鬼のお面」

私は、お能で、一番印象に残ったのは、鬼のお面の事です。

金色の顔で、目の玉が鉄でできていて、真っ赤な舌が出ていました。

目が大きくて、飛び出していて、力強そうでした。

まるで、私をじっと見ているような気がして、少し怖かったです。

踊りは、ジャンプして降りる時に、金色の扇が、鳥の羽のように感じました。

キラキラ光って、綺麗でした。

最後にジャンプして降りる時、膝から降りると痛いので、
かかとから降りると、教えてもらいました。

静かに降りるので、鳥が舞い降りるように見えるのだと、思いました。

一学期に見た、葵祭の十二単と同じように、
能の衣装も見て、とても古いものだと思いました。

何百年も続いていて、とても驚きました。



「心に残った能楽」

能を、初めて見ました。

しんと静まり返った校舎の中央ホールで、吉田篤史さんの声が、響き渡りました。

その瞬間、僕は、能の世界に引き込まれたような気がしました。

能は、古典芸能です。

室町時代から現在まで、日本の芸術として受け継がれています。

吉田さんは、その一人として、活躍されています。

能を始める前、吉田さんは、優しい口調で、能について教えて下さいました。

でも、能楽が始まった途端に、さっきまでとは違う声を、発しました。

それはまるで、地獄から聞こえているのかと思うくらい、低く響いていました。

最初は、ビクッとしました。

でも、最後まで、瞬きできないほど、真剣に見る事ができました。

また、見たいです。



追伸、プロの写真家さんがお越しで、先の写真も、
うちのカメラで、写真家さんが撮って下さったのですが、
別途、写真家さんのカメラで撮って下さった写真も、送ってくれました。

ので、別途、アップいたします。

さすがに、違うなあー!













  


Posted by 吉田 篤史  at 00:18Comments(0)能への誘い(講演・祝舞)