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2013年04月19日

文化服装学院広島校の学生さん方の感想文

先日12日の文化服装学院広島校の学生様方から、感想文を頂戴しました。

全員のを掲載したいんですが、失礼ながら、数人選ばさせていただいて、掲載をば!




本日は、お忙しいところ講義をしに来て下さり、誠にありがとうございました。

はじめに吉田先生が出てきた瞬間、背筋がピンとのびていて、
表情もキリッとしており、かっこいいなと思いました。

その後ろから、あとを追う息子さんも、とっても可愛くって見とれていたら、
あんなに幼い男の子が、舞を始めたので、驚きました。

吉田先生の声や声量も、予想をはるかに上回り、圧巻でした。

舞が始まった瞬間、その場の空気が変わって、自分の背筋もピンと伸びました。

それから能楽の歴史についてお話して頂きましたが、
能楽がここまで古い文化だと思っていなかったので、驚きました!

今まで、あまり関心を持っていなかったので、
歌舞伎との違いもイマイチ分からなかったのですが、
いくつもの違う魅力があったので、知ることが出来て、よかったです。

また、能の衣装も、相当古くからの歴史があり、
そのうえ、何度も何度も構成があって、面白かったです。

なかでも特に魅力的だと思ったのは、見えない装飾です。

普段なら、観客の目に触れる事のないものも、
舞が始まって動きが出る事により、時折見える、美しい装飾…。

派手に見せるのではなく、恥じらいのある見せ方がとっても素敵で、
日本って良いなあと思いました。

今まで全く興味を持っていなかった分野でしたが、
この日を境に、グンと興味が湧きました。

尾道での公演も、是非見に行きます!

本日は、能の魅力に気付かせて頂き、ありがとうございました。




本日は本当に貴重なお話を、ありがとうございました。

息子さんのあの可愛さとは正反対の迫力に、圧倒されました。

息子さんは、6才だとお聞きしました。

10以上年齢の離れた私達や、先生方大人達の前で、
あんなに堂々とされている息子さんを見て、授業のスピーチ等で、
ウジウジしている自分が、とても恥ずかしくなりました。

見習わせて頂きたいと、思います。

能や歌舞伎、狂言は、役者さんが有名な方が多いので、とても興味があったのですが、
格式の高いものだという印象が強かった為なかなかその世界に踏み込めずにいました。

しかしながら、本日は実際に使われている面や衣装、
目の前で能そのものを拝見させて頂いたり、高砂を大声で謡ったりと、
短い時間でしたが、その世界に浸り、素晴らしいものだという事を、
ひしひしと感じたので、ますます深く知りたくなりました。

吉田先生がおっしゃっていた、百聞は一見に如かず百見は一行に如かずという諺の通り、
見たからこそ分かる素晴らしさや、体験したからこそ分かるそのものの奥深さがあり、
とても感動したので、「百聞は一見に如かず百見は一行に如かず」を、
座右の銘にしようと、思いました。

今はインターネットというものが普及し、それを使って調べただけで満足していたり、
見た気になっている事が、多いような気がします。

だからこそ、百聞は一見に如かず百見は一行に如かずという言葉が、
心に響いたのだと、思いました。

本日の講義で、本当に人生観が変わりました。

ありがとうございました。




能の演技をこれ程間近で観る事のできる機会は、なかなか得られるものではなく、
大変貴重な体験をさせて頂いた事を、有り難く思います。

吉田先生の謡や舞を拝見し、身体から生まれる緊張感に、圧倒されました。

また、能衣装を着せて頂くという、またとない強烈な体験も、させて頂きました。

紐で締められた下腹に、グッと力が入り、重心が下がる感覚は、
昔習っていた、バレエで、トウ・シューズを履いて、上から上へと伸び上がる感覚とは、
正反対ののもので、改めて日本独特の、身体の振る舞い方について、
考える、きっかけとなりました。

また、能面は、着けると視界が極端に限られ、地面も自分の体も見ることができず、
自分がここに立っているという感覚が薄くなるように、感じました。

このような事は、実際に身につけてみる事で、初めて分かる事で、
まさに、「百見は一行に如かず」の、体験でした。

最後に、先生が仰った通り、私達は、後に残すべき文化を沢山手にしている事を自覚し、
自分の仕事を通じて、貢献する必要があると、改めて認識しました。




今回、能についての講義を受け、大変感動しました。

私は今まで、能楽の歴史や役割について、何も知りませんでした。

ですが、今回の講義で勉強になりましたし、
もっとこの日本の歴史ある文化を知るべきだと、強く感じました。

吉田先生の舞を生で拝見させて頂き、言葉で表現するのは難しいですが、
場の空気を一瞬で変えてしまうほど、背筋の伸びる様な緊張感を今でも忘れられません。

先生の目、耳だけではなく、肌で感じて欲しいという言葉通り、
そのリズム感、力強いパワー、美しさを、体感する事ができました。

ここまで人の心を魅了するのは、日々のお稽古や、本気さがあるからこそだと思い、
一つの事に一生懸命極めている人は、美しいと感じました。

私は今こうして、服作り、服飾というものについて勉強していますが、
作るものには、全て心が表れます。

本気なら、見る人に伝わるという事を、改めて考えさせられました。

そして、職人さんの、素晴らしい技術で作られた装束を見る事ができ、感動しました。

これから私達は、この素晴らしい伝統のある日本文化を、この先もずっと残して、
未来の人々へ、受け継いでいきたいと思いました。

その為には、まず自分が知る事!

様々な分野にアンテナを張り、勉強していきたいです。

本当にありがとうございました。




4人の方のを載せさせていただきましたが、それ以外の皆様も、誉めすぎ!

恥ずかしいがな。

でも、ありがとう!

また、皆様に、頑張る力をいただきました。

もっともっと、皆様に能楽に親しんでいただけるよう、頑張ります。

また、どこかで能楽に出会う事がありましたらば、親しんでやって下さいませね!


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Posted by 吉田 篤史  at 21:36 │Comments(0)能への誘い(講演・祝舞)

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